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2007年2月10日 (土)

“いわゆる第5文型”のバリエーション<V+■+to...>の感覚:ある目的とする行動・行為に向けて“対象”を促す感覚

一通り五文型の勉強をしましたが、今日はオマケです。
前回、少々触れましたto不定詞が来るカタチの整理です。

前回は、『ゼンマイ仕掛けで進むオモチャの方向をクルッと向ける感覚で“対象”をある行為に向けて促す感じ』と整理しました。

多少、説明不足の表現だったかもしれないな…と感じています。

この感覚を把握するためには、“to”の感覚をきちんと整理しておかないといけないですね。

“to”は向きとか方向を表す単語ですけど、
日本語で『方向』というと、方角のように向いている物理的な角度だけを意味しているように感じてしまいます。

でも、toは単なる方角だけでなく、繋がっている感覚があります。
「目的志向の繋がり」があります。

I go to school.

学校という目的に向かって、気持ちの上では繋がっています。

これに対し、方向だけの感覚だけのものは、“for”ですよね。

This is the train for Tokyo.

東京行きの電車に乗る人が、皆東京に行くことを目的としているわけではありません。
横浜が目的地の人もいます。
だから電車は方向だけを表す“for”なのですよね。

toには、今の状態とは違っているけども、そこに向けて“繋がっている”状態があります。

話を元に戻しましょう。

toには、このような感覚がありますので、
“いわゆる第5文型”のバリエーション<V+■+to...>には、
『ある目的とする行動・行為(動作概念)に向けて“対象”を促す感覚』が生まれてくるのです。

『ハートで感じる英文法』では、
『to以下の行動に押していく感触』と紹介されています。

I told him to do it.

相性のよいVは、tell, ask, orderのように「押す」感覚があるものとのことです。

『ある目的とする行動・行為(動作概念)に向けて“対象”を促す感覚』があるときには、
この<V+■+to...>のカタチを使うわけですが、
逆は真ではありません。

つまり、<V+■+to...>のカタチだからといって、
『ある目的とする行動・行為(動作概念)に向けて“対象”を促す感覚』があるわけではないです。

例えば、以前に出した例ですけど、

He must be a fishing mania to spend so much money on a fishing rod.

これも見かけ上は<V+■+to...>のカタチです。でも、『to以下の行動に押していく感触』ではないですよね(笑)

ここでの“to”も、“to”は“to”なのですから“繋がった感覚”を持っています。
但し、“a fishing mania”とダイレクトに強い繋がりがあるわけではなく
前の要素“He must be a fishing mania”と繋がっています。
前の要素で言い足りない内容と繋げるための“to”ですね。

使われる動詞(動作概念)でカタマリになっているわけではないので、
いわゆる第五文型の感覚をベースにしたものではありません。

いわゆる動詞がどのような動作概念を切り取っているのか、
イメージが掴めていれば、問題はなさそうですね。

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